ミッションレターとは

 

ミッションを明文化する

 

物語を書く

 






ミッションレターの書き方



ミッションレターとは



ミッションレターとは、会社の使命や目的を書き記した手紙のことです。
使命や目的に共感したお客様はファン客になります。
ファン客が増えれば、リピート率は向上し、口コミ・紹介なども増え、商売は繁盛します。
ファン客を増やすためにも、ミッションレターの書き方を覚えましょう。




ミッションレターの活用場面

ミッションレターを活用する場面は次の2つです。

1、新規客フォロー時
2、ホームページ上


あまり知られていませんが、ファン客になるかどうかは初期の段階で決まります。そのため、初回購入後のフォロー時にはミッションレターを送付しましょう。
期間にして、初回購入から1ヶ月以内、できれば2週間以内が望ましいです。


ホームページにミッションレターを掲載するのも同様の理由です。
インターネットの普及により、商品を購入する前に一度ネットで調べる、という行動が常識化しています。
購入を考えているお客様にミッションを伝達するのは大切です。
ミッションレターの掲載は、商品の購入率に影響を与えます。
また、購入前からファン客を育てることもできます。






では、ミッションレターの書き方について説明します。


まず、会社のミッションを一言で書き表します。
本来なら、数ページに渡って書き綴りたいところですが、一言に凝縮してください。
長くても250文字以内、できたら150文字以内がいいでしょう。


いかに、ミッションを導き出すための7つの質問を用意しました。
(ピンとこない質問は飛ばしてもいいです)

1、あなたの事業は最終的に何を成し遂げたいのですか?
2、あなたの事業はどんな世界を創造したいのですか?
3、あなたはこの事業をどういった志で立ちあげたのですか?
4、あなたの事業はどうなったら目的を果たせたと言えるのですか?
5、あなたは事業を通してどんな地球や社会を作りたいのですか?

6、世界(地球、地域、家庭)から排除したいものは何ですか?
7、あなたの事業が絶対に守り通すポリシーは何ですか?

 

出てきた答えを、できるだけ一言に収めます。
腑に落ちるまで何度も作り直しましょう。

私はミッションを書くのに、5日間もホテルに缶詰めになりました。
それほど、大変な作業なのです。






続いては、ミッションの理由についてです。

「なぜ、○○○というミッションを実現したいのか」。
人は、「何をするのか」以上に、「なぜするのか」の理由に共感します。

「私達は、完全無農薬の野菜を世界に届ける」というミッションであれば、なぜ、そのようなミッションに至ったのか、その理由こそ人は知りたいのです。

 

たとえば、以下のように書きます。
「完全無農薬の野菜を世界に届けたい理由は、私の幼少時代にあります。
私は祖母が大好きで、よく祖母の畑仕事を手伝っていました。
祖母は農薬などは一切使わず野菜を育てていました。
農薬なしで作られた野菜は、香りも味も良く、スーパーで売られているものとはまったく違うものでした。野菜がエネルギーで溢れていました。
祖母は病気もせず元気に働き、98歳まで生きました。

今、世の中の高齢者は病気がちです。
高齢者の医療費も社会問題になっています。
これらの問題を目の当たりにしたとき、私は祖母を思い出しました。
98歳まで元気でいられたのは、あの野菜を食べていたからだと。そして、同じように無農薬でエネルギーに溢れる野菜を届けられれば、多くの高齢者の健康を守ることができる、そう考えたのです……」


以上のように理由を書くことで、お客様から共感を得られるでしょう。
人は、「なに」に共感するのではありません。「なぜ」に共感するのです。

ミッションを一言にまとめ、そのミッションに至った理由を書くことで、共感されるのです。

ちなみにミッションレターは何ページになっても構いません。
私は、20ページ以上書いたことがあります。

あなたのミッションを100%伝える場面ですので、惜しみなく書き綴ってください。





最後は、より共感を得られる物語の書き方についてです。

人がドラマや映画を見て感動するのは、物語になっているからです。
物語は、見ている人を感情移入させる力を持っています。
ミッションレターも、物語風に書ければ、より共感を得られるのです。

以下が、物語のストーリー構成です。
1、事業を始めようと思ったきっかけ
2、強い使命感を覚える
3、事業の立ち上げの決意
4、第一の試練(苦労)
5、試練の乗り越え
6、第二の試練 (苦労)
7、試練の乗り越え
8、最後の試練 (苦労)
9、事業の立ち上げの成功

 

このストーリー構成は、多くの映画で使われています。
共感されるお約束のストーリー構成なのです。
特に重要なのは、苦労話です。
人は苦労と成功のギャップの大きさに感動を覚えるものです。

「奇跡のリンゴ」で有名な木村秋則さんは、NHKの「プロフェッショナルー仕事の流儀」という番組に取り上げられたことで、一躍有名になりました。

木村さんは奇跡のリンゴができるまでの数年の間、収入がほとんどない生活を続けました。一時は自殺を考えたほど困窮した生活だったようです。
そんな苦労の末、奇跡のリンゴは誕生しました。
このドラマに多くの人が感動しました。
もし、何の苦労もなく奇跡のリンゴが完成していたら、ここまで人気を集めることはなかったでしょう。


シンデレラが、生まれた時からお姫様だったら物語にはなりません。
苦労して、成功したから感動が生まれるのです。
辛い体験があるのでしたら、それを書いてみてはどうでしょうか。

注意)決して、ウソの苦労話は書かないようにしてください。

 

 

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