■論理力を正しく使う


文章を書くには論理力が必要です。
論理力とは情報を分解、整理、道筋を立てて、意見や考えを組み立てる力“のことです。小難しく聞こえたかもしれませんが、要は、分かりやすく書くってことです。

難しい話を、さも頭が良さそうに難しく話したり、書いたりする人は、ただの頭でっかちです。そうでなければ、虚栄心の強い人です。本当に頭の良い人は、論理力を用いて、難しい話を誰にでも分かりやすく伝えられます。

言葉選びも大切です。読者の知らない専門用語や難しい単語を使ってはいけません。読者に伝わらなくなります。ここまで読者に心を配れるのも、論理力の一つです。私はそう定義しています。


池上彰さんは、難しい話をとても分かりやすく話します。あれが本当に論理力のある人の話です。彼を見ていると、できるだけ分かりやすく伝えようと努力しているのが垣間見えます。思いやりや愛を感じます。そんな気はしませんか?


論理力の読み手への思いやりがなければ活かせません。「どう言えば、分かりやすく伝わるかな」と思う心根がなければ、論理力を正しく扱えないのです。


論理力は、ただの力です。
思いやりのある人が使えば、人に分かりやすく伝えるための力になります。思いやりのない人が使えば、人の意見を論破し、ときに人を傷つける武器になります。
私はこの力を、前者のように使いたいです。そう使い続けたいと願っています。


TOPページへ戻る