■ブログ記事をアウトソーシング(外注)していいのか



「コンテンツSEO」と叫ばれる昨今、コンテンツに力を入れる企業が増えてきました。SEO業者も、被リンクを売るのではなく、「良質なコンテンツ」を売るのが主流となっています。もはや、SEO業者という名のライター仲介業者です。

さて、今回取り上げたいのは、ブログ記事のアウトソーシングについてです。この件について、私は少し問題意識を持っています。なぜなら、ほとんどのブログは、個人が情報発信をするツールとして使われており、読者もそのつもりで読んでいるからです。他人(ライター)が書いた記事を載せることに、私は違和感を抱きます。

ブログに訪れる読者は、プロフィールの写真や名前を見て、「この人が書いているんだな」と思って読んでいるはずです。それがもし、ほかの人が書いていたらどうでしょう。なんだか裏切られた気持ちになりませんか。

もちろん、違法でもなんでもないですし、バレる可能性も極めて少ないです。ただ、個を前面に出しているブログ記事を、外注してそのまま表に出すのは道義的にどうかなのかなと思うわけです。ブログ記事を外注するのであれば、上がってきた記事を自分なりに少し手直しして、個性を出すべきだと私は考えます。

ただし、企業サイトは別です。
個人ではなく、法人として情報を提供しているため、内容に責任を持てるのであれば、誰が書いても構いません。それに読者も、誰が書いたかなんか気にしていません。

このように、個人ブログと企業サイトの差異を考慮して、記事のアウトソーシングは上手く活用するといいでしょう。